【お宮参りの初穂料】金額やのし袋の書き方など分かりやすく解説

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2019年10月23日

赤ちゃんが誕生してから1才までは、パパとママにとって初めての行事がいろいろと続きます。その最初の行事が生後一ヶ月の頃に行うお宮参りです。赤ちゃんが生まれて初めてご家族で神社や仏閣に参拝し、赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事ですね。赤ちゃんのための大切な行事ですが、初めてのお子さんのときにはお宮参りに何を準備したらよいか分からないことも多いのではないでしょうか?伝統的な儀式なので、マナーを守りスムーズに進めたいところです。そこで、今回はお宮参りの初穂料について、金額の相場、負担する人、のし袋の書き方、初穂料を渡すタイミングまで、当日困らないように詳しくお伝えしていきますので、参考にしてくださいね。

#1 .お宮参りの初穂料とは?初穂料に関するQ&A

初穂料に関する素朴な疑問をQ&A形式でまとめてみました。

1.1 そもそも初穂料って何?

お宮参りは、お参りのみのご家族もいますが、神社でご祈祷を受ける場合には初穂料が必要となります。お宮参りの初穂料とは、祈祷していただいた神社にお支払いする謝礼です。初穂(はつほ)とは神様へお供えする、その年の最初の農作物という意味があるそうです。初穂料は神社での他の儀式や祈祷などの際にも用いられ、玉串料とも呼びます。


1.2 初穂料は誰が払うの?

初穂料を負担する人について特に決まりはありません。
古くからの慣習では、赤ちゃんの両親と父方の祖母でお参りする場合、父方の実家が負担することが多いようです。


最近の傾向では、少子化に伴い赤ちゃんの両親と両家の祖父母が揃ってお参りをするケースも増えてきており、父方の実家が初穂料、母方の実家がお宮参り後の食事代を払うなど、さまざまなケースがあります。
各家庭の事情に合わせて、相談して決めておくことをおすすめします。


孫の健やかな成長を願って祖父母が初穂料を出したいと言ってきたら、素直に甘えても良いでしょう。

1.3 初穂料の金額相場は?初穂料は新札を包むの?

初穂料の相場は、5,000~10,000円程度です。


祈祷を受ける人が赤ちゃんと両親だけなく祖父母も一緒など人数が多い場合は、少し多めに包みましょう。


初穂料の金額を決めている神社もありますので、ご祈祷を予約する際に神社に確認するのが一番です。「初穂料はおいくらをお納めすればよいでしょうか?」などと聞いてみましょう。「金額はお気持ちで」と言われ、いくら包めばいいのか迷ったときは、5,000円を目安に包むと良いでしょう。

また、初穂料として包むお金は、必ずしも新札でなくても構いませんが、汚いお札やシワの目立ったお札はNGです。なるべくきれいなお札を用いるようにしましょう。


神社の受付の方が金額を確認するのに、新札よりも旧札の方が数えやすいという考え方もあるようです。確かに、大きな神社になると、日にちによっては受付が大変混むこともありますので、ピンピンの新札は数えにくいかもしれませんね。
 

 

#2 のし袋の種類と&書き方

初穂料を納めるのし袋については、神社によってさまざまです。大きな神社では、受付で必要事項を記入し、お財布から直接現金を支払っている方も多く見かけますが、初穂料はのし袋に入れて納めるのが正式のマナーです。また、白い無地の封筒に入れてもOKです。

2.1 初穂料を納めるのし袋の種類は?

初穂料には、水引きが紅白の蝶結びののし袋を使用します。水引が印刷されているのし袋でも構いません。
蝶結びは何度も結べることから、何度あっても良い祭事に使われ、安産祈願や七五三などの行事でも蝶結びののし袋を使います。


ちなみに、結婚式は1回のお祝い事という意味から、解けやすい蝶結びではなく、結び切りのタイプを使用します。お祝いごとでも水引に違いがあることを覚えておきましょう。

2.2 のし袋の書き方は?  

のし袋の上側に「御初穂料」または「初穂料」、「御玉串料」または「玉串料」などと書きます。のし袋の下側には赤ちゃんの名前をフルネームで書きます。地方によっては、下段に父親と赤ちゃんの名前を並べて書くところもあります。

 

最近のお子さんの名前には読みが難しいものも多いですよね。祈祷のときには、赤ちゃんの名前が呼ばれますので、読みが難しい名前の場合はふりがなを振っておきましょう。

 

筆記具は見た目の良さやマナーから、筆ペンを使うことをおすすめします。

 

なお、お宮参りをお寺で行うご家族もいると思いますが、その場合は「御布施」や「御祈祷料」と書きましょう。

2.3 中袋の書き方もチェック!お金の包み方と神社に初穂料を渡すタイミング

中袋の表に金額を記入します。10,000円は「金 壱萬円」、5,000円は「金 伍千円」と「大字」と呼ばれる漢数字で縦書きに書きます。裏側には住所、赤ちゃんの名前を記入してください。


最近市販されているものの多くは、中袋裏面に氏名、住所、金額の記入欄が印刷されており、記入しやすくなっています。
 

#3 お金の包み方と神社に初穂料を渡すタイミング

最後に、お札の包み方と当日初穂料を渡すタイミングについて説明します。

3.1 のし袋にお札を入れるときに注意したいこと

のし袋にお札を入れるときは、中袋(または中包み)とお札の表の面(肖像画の方)が揃うようにして入れます。お札を中袋から取り出すときに肖像画が見える方向です。中袋がない場合も、お札の表が見える向きで入れましょう。


のし袋の裏の折り方は慶事の場合、先に上側を折ってから次に下側を折ります。

3.2初穂料を渡すタイミング

神社に着いたら、まず社務所で祈祷の申し込みをします。社務所には祈祷申し込み用紙が置いてありますので、赤ちゃんの名前などの必要事項を記入してください。記入後に神社の方(巫女さんや神社の職員の方)に申し込み用紙を渡す際に初穂料も一緒に渡します。


また、のし袋は袱紗(ふくさ)に入れて持参した方が取り出す際にも丁寧な印象に見えるでしょう。
祈祷の申し込みをする時点で、「初穂料を忘れた!」などということがないように、準備は万全にしておきましょうね。
 

#4 まとめ

赤ちゃんのお宮参りというと、これまで神社にあまり縁がなかったママやパパにとって分からないことがいろいろあり不安になるかもしれませんね。


初穂料について知りたいことがあれば、神社に問い合わせてみましょう。神社の係りの方が親切に教えてくださいます。

 

お宮参りは赤ちゃん誕生後の最初の行事ですが、今後もさまざまな伝統的な行事が続きますので、普段から何を準備しておいたらよいか調べておくことをおすすめします。

 

お宮参りは日にちに拘らず、赤ちゃんの機嫌が良さそうな日を選んで、赤ちゃんの健やかな成長と幸せを願ってお祝いをしてあげてくださいね。

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