お宮参りとお食い初めを一緒にやってもいい?気を付けるべきことは?

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2019年8月27日

お宮参りもお食い初めも赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祝う行事です。一般的にはお宮参りを生後30日前後、お食い初めを生後100日から120日後に行いますが、同じ日に祝うこともできます。 その際の当日の流れや注意点について紹介します。

#1 .お宮参りとお食い初めの意味は?一緒にやってもいい?

 

お宮参りとお食い初めの意味とどんな行事なのかについて紹介をします。誕生を祝い、成長を祈ることは共通しているので、一緒に祝うことも可能ですし、メリットも多いです。

1.1お宮参りとは

お宮参りとは赤ちゃんが生まれて30日くらい経ったときに生まれた時の産土神(産土神)に赤ちゃんが無事に生まれ成長してくれていることを感謝し、氏子として仲間入りをする儀式です。


初宮詣、初宮参ともいいます。正式には男の子が生後31日か32日、女の子は生後32日か33日に参拝をします。
母子の体調や参加者の都合、気候などによっては後ろ倒しにすることもあります。

1.2 お食い初めの意味

お食い初めは生後100日から120日ごろに子どもが食べ物に困らないことを願う行事です。家庭や飲食店などで行います。百日祝い、箸そろえ、箸初めとも呼ばれます。


詳細は地域によって変わりますが、石のような丈夫な歯が生えることを願い、石を食べる真似をさせる「歯固めの儀式」や料理を食べさせる真似などをさせます。鯛、赤飯、貝合せ、煮物、タコなどが代表的なメニューです。

1.3 お宮参りとお食い初めを一緒にやっても問題なし

お宮参りとお食い初めは本来別々の行事ですが、一緒に行うのもおすすめです。


一緒にやることで費用を抑えたり、親族が集まりやすくなったりといったメリットがあります。また、お宮参りの時期、出産後1か月は赤ちゃんもお母さんもデリケートな時期で外出が大変です。赤ちゃんの首が座り、お母さんも産後のダメージから回復しつつあるお食い初めの時期にお宮参りも一緒にやると体力面、経済面、スケジュール面などでメリットがあります。
 

#2 .お宮参りとお食い初めを一緒にやる場合の流れ

 

お宮参りとお食い初めを一緒にやる場合の流れについて紹介します。あくまで一例なので、赤ちゃんやお母さんの体調、各家庭の都合などによってやりやすいやり方で行ってください。

2.1 当日の流れ

午前中にお宮参りをして、お昼をお食い初めにあてるとスムーズです。


お宮参りの際に祈祷を受ける場合は予約についても調べておきましょう。神社によっては予約が不要なこともあります。七五三や受験シーズンなどは込み合ってしまうこともあるので気を付けてください。


お食い初めのメニューを全て家庭で用意しようとすると大変です。仕出しを使ったり、お食い初めを用意してくれる飲食店などを利用したりすると負担を減らせます。

2.2 写真撮影

どこかのタイミングで写真撮影をすると赤ちゃんの成長の節目を残すことができます。神社によっては写真館が併設されていることもあるので、そちらを利用すると移動距離が少なく、楽です。

お宮参りの時は命名書を、お食い初めではお膳を一緒に撮影することが多いです。あらかじめ写真館に伝えておくと用意してくれることもあります。

なるべく赤ちゃんの機嫌のよい時間帯に撮影ができるようにしておきましょう。

2.3 こまめに休憩を 

お宮参りとお食い初めを一緒に行う際の最大の注意点は体調管理です。赤ちゃんもお母さんもまだまだ体力がなく、疲れやすい時期。適宜休憩を取りながら進めましょう。


お宮参りの神社は授乳室やおむつ替え台などについてあらかじめ調べておくとよいです。飲食店でお食い初めをする際には個室があると落ち着けます。


お客さんを招いて家庭でお食い初めをする場合は長居し過ぎないようにしましょう。
 

#3 お宮参りとお食い初めの服装や費用は?

お宮参りやお食い初めはどんな服装が適切なのか、費用はどれくらいかかり、誰が払うのかについて紹介します。
あくまで1例なので各家庭の事情に合わせた形で行ってください。

3.1 服装について

赤ちゃんの服装はお宮参りの場合、白羽二重の着物の上から祝い着をかけたり白色のセレモニードレスを着たりすることが多いです。


お食い初めの時には色付きの小袖を着る「色直し式」を行う地域もあります。


どちらも正式な決まりではありません。季節に合わせたちょっとした晴れ着で十分です。ただし、お食い初めの時期にお宮参りを一緒に行う場合、白織羽二重は少し無理があるかもしれません。


大人に関しては祈祷を受けたり写真を撮ったりすることを考慮し、フォーマルとまではいかなくても「ちゃんとした服装」が好ましいです。親族で集まって行う時にはちぐはぐにならないようにあらかじめすり合わせをしておきましょう。


赤ちゃんが和装の場合は、大人も和装でまとめると写真映えがしますが、授乳などが少し大変になります。

3.2 お宮参りとお食い初めの費用はどれくらいかかる?

各種費用の相場は以下の通りです。


お宮参りの祈祷料:5千円~1万円
お食い初め(飲食店):3千円~1万円(お食い初めセットのみ)これにプラスして参加者の飲食代。
お食い初め(仕出し、食器無し):5千円~2万円。食器の質やレンタルか買い取りかで価格が変わります。
写真撮影:1万円~5万円。撮影方法、現像方法、枚数などによって大きく変わります。

3.3 お宮参りやお食い初めの費用は誰が払うの?

お宮参りやお食い初めの費用をだれが払うかはケースバイケースです。

祖父母を招待する場合は祖父母が払うこともあります。また、祖父母からお祝いをいただいたうえで両親が払うパターンや完全に両親だけで払うこともあります。

正解はないので、遺恨を残さないように、あらかじめすり合わせをしておくことが大切です。

#4 まとめ

生後30日後くらいに行うお宮参りと生後100~120日後くらいに行うお食い初めを一緒に行うことでスケジュール面や金銭面などで負担を減らすことができます。特に何らかの事情でお宮参りが遅くなってしまっている場合は短期間に別々に2つの行事を行うよりも一緒に行ったほうが楽です。


服装や費用などは目安がありますが、こうしなければならないというものはありません。無理のない形で赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を願いましょう。

 

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