写真を上達させるためのガイド:初心者でもレベルアップできるコツ

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2018年9月23日

気に入ったカメラを買ったが、なかなか写真の腕が上がらないという声をしばしば耳にします。良いカメラを購入したからといって、良い写真が撮れるわけではありません。写真を上手に撮るためには、いくつか心得ておきたいポイントが存在します。まずはカメラの操作に慣れ、様々な機能を使いこなすことが先決ですが、今後良い写真を撮り続けるためにも上達するための道筋を覚えておきましょう。今回は初心者でも上手な写真が撮れるようレベルアップするコツについてご紹介します。

#1 上達しない理由を解説

カメラの操作に慣れていない

カメラの操作に慣れないうちは、写真が下手でも仕方がありません。自分が所持しているカメラにどのような機能が付いているか、どのボタンをどのタイミングで押せば良いかなど、カメラの操作系統を理解していないと上手な写真は撮れません。

ハイスペックなカメラはそれだけ複雑な操作が必要です。初心者のうちはカメラ任せで撮影できても、頭一つ抜けた中級者になれないのは、カメラの操作に慣れていないせいかもしれません。

写真やカメラの基礎知識を知らない

写真やカメラについての基礎知識を持たないことも、写真が上達しない原因のひとつです。写真用語やカメラ用語は普段の生活ではあまり馴染みがないものです。

カメラ用語は光学や物理について学んだ人は最初からある程度理解できるかもしれませんが、F値や焦点距離といった概念は一般的ではありません。それと同様に、写真用語も独特の世界です。芸術に造詣の深い方ならある程度ご存知かもしれませんが、構図や色調といった写真用語も一般社会ではあまり耳にすることのない言葉です。

これらの用語を理解しないまま写真を撮っても、なかなか思うように上達しません。

経験が足りない

単純な話しですが、いわゆる経験不足の問題です。経験した場数が少ないと写真は上手く撮れません。これまで撮影した枚数が多い上級者や中級者と、撮影枚数の少ない初心者では写真の腕前にも差があります。

写真はその場のシーンに最適な方法で撮影することが必要です。そのため、ある程度場数を踏んだ上級者は、その経験から適切な撮影方法を導き出すことができますが、初心者は初めて体験するシーンばかりになってしまいます。初心者特有の戸惑いがそのまま写真に表れている可能性があります。

写真を人に見せていない

写真は人に見てもらわないとなかなか上達しません。ただ見てもらうのではなく、写真を見てくれた人から感想をもらうことで上達していきます。初心者のうちは他人から自分のセンスをけなされるかもしれないと不安に思うかもしれませんが、批判やアドバイスはカメラマンとしての成長に必要不可欠です。

長年写真を撮っているのに、いつまでも上達しないカメラマンは写真を他人に見せる機会が少なすぎるかもしれません。

インプットが不足している

インプット不足も写真が上達しない原因のひとつに挙げられます。その時代を切り取ったセンセーショナルな写真や、流行の写真を見てトレンドを研究することも必要です。さらに、名作と呼ばれる写真を鑑賞することもセンスを磨くためには有効です。

頭の中に様々な引出しを持つと写真は上達していきます。芸術センスで伸び悩んでいるカメラマンは、そうしたインプットが足りないのかもしれません。

#2 上達できるための大事なポイント5つ

写真の腕を磨くために必要な、大事なポイントを5つご紹介します。

1-カメラの操作に慣れる

初心者から脱するために最も大切なことは、カメラの操作に慣れることです。カメラには多くのボタンやダイヤルが付いていますが、その配置や割り振られた機能はカメラによって異なります。そうした操作系統を理解し、カメラを意のままに操ることで写真は上達していきます。

カメラの操作に慣れるには、まずカメラの説明書を読み込むことから始めましょう。説明書を読んだら、実際に手元のカメラを操作してそれぞれのボタンやダイヤルの位置や機能を確認してください。

2-写真用語やカメラ用語について勉強する

写真用語やカメラ用語への理解を深めることも大切です。専門用語はインタネットで検索すれば意味を調べることもできますし、図書館や書店でカメラの専門書を読むのも良いでしょう。わからない単語や知らない用語を積極的に学ぶ姿勢が上達への近道です。

3-とにかく場数を多く踏む

やはり練習量が多ければ多いほど写真が上達していくのは事実です。多くの経験を積み、撮影シーンに合った方法を試行錯誤したり、練習量を増やしたりすることが上達へつながります。

積極的に撮影へ出かけ、とにかく練習する努力も時には必要です。練習のためにズームレンズを使ってみたり、単焦点レンズへ変えてみたり、試行錯誤してみましょう。

4-写真を人に見せて感想やアドバイスをもらう

写真を人に見せる機会を持つことで、写真はより上達します。自分が撮影したベストショットをプリントするのも良いですし、フォトブックやアルバムとしてまとめてみるのも良い勉強になります。

見られることを意識した写真はやはり上手ですし、人に見せるという目的意識を持つことで気分も引き締まります。また、人からの評価やアドバイスを受け止め、それらを上手に取り入れることでカメラマンとしてのセンスは磨かれていきます。

5-上質な写真を見て審美眼を養う

写真展や雑誌の表紙を飾る上質な写真を見るだけでも勉強になります。写真を見せるだけで収益を得る写真展に飾られる写真はそれだけ価値ある写真といえますし、写真展を開催する写真家は実力十分です。偉大な先輩や新進気鋭のアーティストが撮る写真を見ることで、審美眼が養われます。写真展が開催されるときは積極的に出かけてみましょう。

写真展の写真と同様に、雑誌や本の表紙を飾る商業写真は価値ある写真です。図書館や書店を巡って本の表紙に使われる写真を見ることでもセンスを磨けます。ほかにはSNSでシェアされる写真を見るのも良いでしょう。時代のトレンドが強く反映された写真はいたるところに溢れています。

#3 役に立つ写真勉強方法

最後に写真の練習やセンスを磨くために役立つおすすめの勉強方法をご紹介します。

フォトブックを制作する

自分でテーマを決めて、オリジナルのフォトブックを制作すると良い勉強になり写真も上達します。作品のテーマは自由ですが、初心者のうちは身近なものを題材にするのが良いでしょう。例えば家族のポートレートをまとめて自分の家族を紹介するフォトブックにしてみたり、ペットの愛らしい瞬間をまとめたりすると楽しく写真を学ぶことができます。

写真を撮る上で大切なのは、撮影から写真のセレクト、見られることを意識した作品作りへの姿勢です。勉強のために製作したフォトブックはオリジナルの写真集ともいえます。初心者でも臆することなく、プロのカメラマンになったつもりで取り組んでみてください。

#4 まとめ

初心者であってもカメラを持てば誰しもがカメラマンです。カメラを始めたばかりのカメラマンはつい自分だけのために写真を撮ってしまいがちですが、それだけではなかなか上達していきません。常に人に見られる価値ある写真とは何かということを考えながら、作品作りに取り組んだり、カメラの練習をしたりして写真の腕を上げましょう。

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