写真を日の丸の構図で撮っちゃダメ?意外と印象的な写真になれる方法

5,451 view

2018年9月18日

写真を撮る際に意識したいのが構図ですよね。カメラ業界では、良い構図にすればするほど素敵な写真が撮れると言われています。皆さんは、構図の種類の中で、日の丸構図というものをご存知でしょうか?今回は、日の丸構図について詳しくご紹介したいと思います。

#1 日の丸とは?構図を紹介

日の丸構図とは?

そもそも日の丸構図とは何か知っていますか?日の丸構図とは、簡単に説明すると日本の旗のように中心に被写体を置き、目立たせるという構図です。とても簡単な構図なのでカメラ初心者の方にとても多い構図になっています。日の丸構図は、「真ん中に被写体を配置するのはダサい」というイメージがついてしまったため、今では多くの人が使うのを避けていて、良くも悪くも逆に目立つというポイントもあります。日の丸構図はカメラマンの中ではタブーと言われているなんて噂もよく耳にします。
 

このように実際に写真を見比べてみると変化がよくわかりますね。日の丸構図は見やすさが重視されており、メインとなる被写体の存在感が出ますね。それに反して三分割構図で撮った写真は、なんとなく素朴感や主張しすぎていない印象があります。少し構図を変えるだけで印象が変わるので、撮りたいイメージも考えながら構図を考えるようにしましょう。

#2 ダメだと思われているの理由

日の丸構図のデメリットをあげるとするならば 、何も考えないで撮る写真が日の丸構図になりがちで、よくある写真、素人写真という印象を持たれやすいという部分ではないでしょうか?よって、平凡的であまり目立たない作品となってしまいます。人物ポートレートでも日の丸構図にすることで記念写真のような印象に見えてしまいます。躍動感のある写真やアート性の高い作品には不向きな構図かもしれませんね。しかし、初心者の方の多くは日の丸構図から練習を始めますし、プロのカメラマンでも日の丸構図を上手く使って撮影する方もいます。決して日の丸構図がいけないのではなく、日の丸構図でいかにおしゃれに見せるかがポイントになってくるのだと思います。

#3 日の丸の構図ってメリットありますか?こういう場合におすすめできます!

日の丸構図にはデメリットのみではありません。もちろんメリットもあります。日の丸構図は、被写体が真ん中部分にくるので、見せたいものを主張することができます。そのおかげで、写真に安定感が出ます。とてもシンプルな構図ですが、そのシンプルさを活かした大胆でパワフルな作品を撮ることができます。
また、日の丸構図は初心者の方の撮影練習としても人気で、カメラに慣れるまでは日の丸構図で写真を撮っていくことがおすすめです。

#4 ポートレートを撮るときでも使える日の丸のコツ

日の丸構図でおすすめな被写体

日の丸構図での撮影は、シンプルなものですから、作品として合うもの、合わないものがもちろん出てきます。日の丸構図で撮影する時におすすめしたい被写体、よく使われている被写体は、お花など自然にあるものや、観光地での撮影、場所によっては人物ポートレートも向いています。シンプルで大胆な作品ですから、中心となるものでストーリーを感じさせられるような作品に仕上げることを目標にしてみましょう。その他にも、日常の風景やものを取り入れてみるのもいいでしょう。何気ない日常の一コマがおしゃれに撮れたなんてこともあります。まずは、被写体を何にするかは意識せずに、普段撮らないようなものを日の丸構図で撮ってみましょう!

日の丸構図でおすすめできない被写体

日の丸構図で撮ると素人感が出てしまいがちな被写体ももちろんあります。特におすすめできないと言われている被写体は、料理です。場合によっては人物ポートレートも合わない場合があります。日の丸構図はシンプルで大胆な印象なので、例えば料理だと見やすいけれど、お店のメニューのような仕上がりになってしまったり、人物ポートレートだと証明写真のような躍動感のない印象の写真になってしまいがちです。背景や何を撮るかによって同じ構図でも印象は変わります。そのため、絶対に合わないとは言い切れませんので、色々なものを撮って自分の目で確かめることが大切です。

#5 まとめ

今回は、日の丸構図についてご紹介しました。簡単な構図だからこそ、初心者の練習になったりシンプルで大胆な作品が撮れるのですね。シンプルであるからこそ、メリットデメリットを意識しながら素敵な写真を撮りましょうね!

撮影技術を身につけるには、やはり実践が一番!

FOTORIA出張フォトグラファーとして
撮影のスキルアップをしませんか?
スキマ時間に、好きな場所で
撮影経験を身につけるならFOTORIAへ登録!

詳しくはこちら