「カメラのレンズが汚れてしまった」 「指で触れてしまって指紋がついた」 「雨や水場での撮影で水滴が・・・」 レンズの汚れはどうにかしたいけどどうすればいいの?という方は多いと思います。 特別難しいことではないんだろうけど、精密機械なだけにどうしていいかわからないという人は多いのではないでしょうか。 そこで、この記事ではそういったレンズの様々な種類の汚れに対してどのように、どんなものを使ってメンテナンスすればいいのかご紹介したいと思います! 最後まで読めばレンズクリーニングについての一通りの知識は網羅できるようになっています。ぜひ参考にしてみてください!
#1 定期的に行うカメラレンズのメンテナンス基本
レンズメンテナンスにおいての基本それは
①つかわないときのメンテナンス
②つかった時のメンテナンス
③定期的なメンテナンス
この3点に尽きると言えます。
ここでは主に②と③についてのメンテナンス方法になりますが、①については「とにかく湿気対策」です。カメラボックスと防湿剤があれば問題ないのでつかったときと定期的なメンテナンスについてご紹介したいとおもいます。
(カメラボックスと防湿剤のアフィリンク)
「そんなに何回もメンテナンスしないといけないの?」
といった声が聞こてきそうですが安心して下さい。
毎回特別なことを時間をかけて行うわけではありませんし、高価ものを使わなくてもできる簡単な作業なので不器用な人も、忙しい人でもしっかりメンテナンスして愛機と共に充実したカメラライフを送りましょう!
#2 ほこりが入ってしまった!!というときの対策
ボディ内部にホコリが入ってしまった!
そんな時はどうしたらいいのでしょう。
間違えても入ったホコリを指でとろうとしてはいけません。
カメラの内部は複雑な仕組みになっています。
中でもイメージセンサー(撮像素子)に傷がつくと写真を撮ってもゴミが写り込んでしまったり、硬いゴミだと撮像素子に傷をつけ修理扱い、結局高額な修理費を払わねばならなくなることも考えないといけません。
なのでホコリが入ってしまった時は
①ボディをしっかりともってマウント側が下向きになるよう傾ける
②ブロアーを使用し、中のホコリを飛ばす
これを徹底しましょう。
ボディを下に向けるのはブロアーを吹き付けて舞ったホコリが再びボディ内部に付着するのを防ぐためです。しっかりとボディを持ってブロアーで優しく数回吹いてホコリを飛ばしましょう。
#3 油の汚れや指紋なら〇〇がポイント!
油性の汚れや指紋についてはどうでしょう。
さっと拭って解決しそうだからとティッシュやシャツで・・・なんてことは考えてはいけません。
カメラは精密機器です。
ましてやレンズは人間でいう「眼球」に当たる部分ですので丁寧に扱いましょう。
使用するのは「レンズペン」
レンズペンは両端がそれぞれブラシとセーム革チップというカモシカ・シカ・ヤギなどの皮を油なめしたものが付いている丸い面で構成されているペン状のもので、カメラのメンテナンス道具はじめガラス拭きの素材としても使われています。大体のものは蓋ができるようになっているので持ち運びにもとても便利で家電量販店などのカメラコーナーに行けば売っているので必ず1本は用意しておきましょう。
手順としては
①まず刷毛(ハケ)で大きなホコリなどを飛ばす
②そのあと反対の丸く平らになっている部分で拭いてレンズを拭く
③最後にもう一回さっと刷毛側で払ってあげて完成
以上になります。
レンズペンを使ってレンズの中心からゆっくりと円を描くように磨いていきます。
中心付近は1秒で、外側に向かって円が大きくなってきたら3秒くらいで1つの円を描くように意識すると良いでしょう。
#4 水滴にはドライヤー使ってもいいの?やり方と防止
水辺での撮影や急な雨、撮影上の演出で水滴がついてしまうこともあると思います。
寒暖差による結露も水滴が発生しています。
ドライヤーなど熱風で乾かすものを使って乾かすことはとても簡単で早く済みそうですがNGです。カメラのプラスティック部分が熱で変形してしまう可能性があります。
なので
①乾くように「出せる部品」はだして置く
②清潔な布で大きな水滴・水分を取りのぞく
③細かい部分に関しては綿棒をつかう
以上を徹底しましょう。
繰り返しになりますがカメラは精密機械なのでとても繊細です。
ゴシゴシ拭かずにサッと拭ける部分に関しては水分をとってあげて、そうでない部分や細かい部分には綿棒で優しく拭きとってあげましょう。
結露に関しては外気と室内の温度になれさせてあげることが大事です。
バックの中やビニール袋にいれて持ち運び、急な温度変化のしやすい環境は避けるようにしましょう。
#5 まとめや補足
いかがだったでしょうか。
クリーニングというとどうしても手間のかかりそうなイメージですが、これまであげたものは5分もあればできることだったと思います。
もちろんこだわっていけばどんどん手間も道具も増えますがここでは最小限押さえておきたい「基本のき」をご紹介させていただきました。
これからの皆さんのカメラライフの良きアドバイスとなれば幸いです。
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