まさかカメラレンズまでカビが!対策や防止方法のまとめ

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2018年11月27日

カメラのトラブルで、よくあげられるのがレンズ内のカビです。一度カビが生えてしまうと自分で除去することがとても大変で、最悪レンズを買い替えなければいけないなんてこともあります。今回は、レンズ内のカビについて原因や対策法を詳しくご紹介したいと思います。

#1 なぜカメラレンズにカビできるの?原因とレンズに当たる影響を解説

まず、なぜカメラレンズにカビが出来てしまうのかをご紹介したいと思います。カビは高温多湿を好みます。ちょうど梅雨前の5月から秋ごろの10月にかけて発生しやすくなるのです。その中でも特に、気温が20度以上、湿度が60%以上となる6月や7月はカビが発生しやすいのです。そして、カビの成長に必要な養分は、人間の油脂や指紋、ゴミやホコリです。カメラを使用した後の掃除を怠っているとカビが出来やすくなります。

カメラレンズにカビが生えるとどうなる?

カメラレンズにカビが生えてしまうと何か悪い影響はあるのか?という疑問ですが、結果から言うと多少のカビなら写真写りに影響はありません。ただし、カビが繁殖してきて、目に見える範囲になってくると、写真にカビが写り込んだりします。そしてさらに酷くなると、ドライボックスの中にしまっておいたカメラ本体やレンズ数本がカビだらけになってしまうこともあります。少しカビが生えてしまった状態で、撮影に影響がない場合でもカビは放っておくとさらに繁殖し、酷くなってしまいます。決してカビが無くなるということはないのです。そのため、小さいカビでも見つけた場合には、すぐに処置を行うことが大切です。
 

#2 本当カビ入って来ちゃった?簡単な確認方法

カメラを使用する前やした後は、カメラレンズにカビが生えてしまったかどうかを、こまめに確認することが大事です。カビは、小さいものだと見づらい場合もありますが、大抵の場合大きくなってくると、細い糸のような状態で広がっています。前玉の薄いカビや、周辺に少しある程度なら撮影にほとんど影響ありませんが、分厚い何層にもなっているカビなどの場合は撮影に影響がある場合もあります。

#3 自分で除去のやり方:必要な道具と手順

カビ除去に必要な道具

●プラスドライバー:レンズによってネジの大きさの違いはありますが、分解の際にカメラレンズのネジを取る為に必要な道具です。必ず何本か用意しておきましょう。
●円柱ゴム:レンズの前玉を固定しているプレート・リングを外すのに使用します。レンズを傷つけずに安全に外すことができる道具ですが、必ず必要な訳ではないので、準備できる際にはしておきましょう。
●カメラオープナー:すっぽり収まっているユニット群を引っ掛けて引っ張り出すのに使用します。細いピンセットでも代用可能ですが、安全に作業するためになるべくカメラオープナーを用意しましょう。
●レンズクリーナー:レンズを拭いてカビや曇りを除去するのに使用します。
●無水アルコール、中性洗剤:なかなか落ちないカビや曇りはレンズクリーナーに、無水アルコール、中性洗剤などを染み込ませて拭き取ります。
●ピンセット:細かな作業において様々な用途に使用します。
●ブロア:再組み立てをする時に、レンズにほこりが付着しないように使用します。

カビ除去の手順

まずレンズユニットの前玉の取り外しです。レンズのネジをドライバーで外します。その他、前玉プレート・リングを外すのにはテーブル足カバーなどの円柱ゴムを利用します。これらの取り外しは特に難しくないので、初心者の方でも簡単に外すことができます。そして、内側にもカビが生えている場合は、さらに分解していきます。後玉まで分解できたら、無水アルコールや中性洗剤を染み込ませたレンズクリーナーでレンズ表面のカビや曇りを拭き取ります。最後に元通りに組み立て直しますが、この際にレンズユニット内に埃が付着しないよう、ブロアで吹きながら丁寧に組み立てて行きます。カメラレンズの構造は、メーカーによって様々です。まずは、説明書をしっかりと読んで、カビの除去をしましょう。

#4 レンズのカビをきちんと対策と防止しましょう

レンズにカビを生やさないためには、ポイントがいくつかあります。まず、湿度を40度~50度に抑えることです。そのために、ドライボックスや防湿庫で保管したり、乾燥材を入れて保管したりして工夫しましょう。また、保管前にはきちんと掃除をすることが大切です。ほこりや汚れをしっかりと取り除きましょう。

#5 まとめ

カメラレンズ内のカビは使用後の手入れと保存状態を意識すれば防ぐことができます。カビが酷くなってしまうと、最悪買い替えなくてはいけません。折角高いお金で購入したものですから、長く使い続けられるように意識しながら使用しましょう。

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