「カメラのレンズってどれくらいあるの?」 「それぞれどんな特徴があるの?」 「レンズの種類をまとめて復習したい!」 カメラのレンズって本当に種類が多いですよね。 それぞれレンズにどんな特徴があって、どんな写真が撮れるのか、安い買い物ではないので次に購入する1本は吟味したいし、そのためにしっかり知識を身につけておきたいものです。
#1 概要

この記事ではレンズの中でも主要な
・標準レンズ
・広角レンズ
・単焦点レンズ
・望遠レンズ
・マクロレンズ
・魚眼レンズ
6種類のレンズの特徴について解説していきたいと思います。
それぞれレンズの特徴と、特徴を活かした撮影シーン、その他メリットや注意点について専門用語は出来るだけつかわず、やさしく解説しています。
まだレンズのことがよく分からないという方も、今持っているレンズをもっと活かしたいという方もぜひ、日々の撮影の参考にしていただけたらと思います。
#2 標準レンズで近くから遠くまで被写体を切り取る
一般的にカメラキットを購入するとついてくる、多くのカメラマンが最初にお世話になるのが標準レンズです。(焦点距離35~50mm)
人の視界とあまり変わらないことから初心者にも扱いやすく、見る人も親しみを持って鑑賞することができる写真を撮ることができるレンズです。
一方で普段見えている世界と似ている景色を切り取ることで、味気のない印象を与えてしまうこともあります。
「既視感」を表現として利用するのか、アングルや切り取り方を考えて普段の景色にオリジナリティを織り交ぜて表現するのか、撮影するときに意識してみると魅力的な1枚が撮れる
かもしれません。
#3 広角レンズで世界を「広く」切り取る
人の目より広い範囲を撮影可能なレンズです。(焦点距離18~28mm)
広角レンズで撮った写真は、人の視界よりも広く、観るひとに壮大な印象を与えるので風景の撮影に向いています。
自然だけでなく、その画角の広さを利用して部屋全体を情報を1枚の写真におさめたり、ポートレートで人物だけでなく背景も含めて、ひとつの作品として表現することあります。
#4 単焦点レンズでボケを生み出す
単焦点レンズは、焦点がひとつだけでズームのできないレンズを指します。(焦点距離30~50mm)
単焦点レンズは、ピントのあっているところ以外には綺麗なボケを生み出します。被写体を際立たせることで、観る人の視線を被写体にスムーズに誘導する写真を撮ることできます。
またその特性上、自分が動いて撮影しなければいけないことから、焦点距離や構図の感覚を掴むための練習としてカメラ初心者にもよくつかわれます。
#5 望遠レンズの圧縮効果を利用する

標準レンズよりも焦点距離が長いため、遠くの被写体をズームして撮影することができるのが望遠レンズ。(焦点距離70~300mm)
70~130mmのものを中望遠レンズ、それ以上のものを超望遠レンズと呼んだりもします。
野生動物の撮影や、観客席と競技場までに距離のあるスポーツ会場での試合の撮影などによくつかわれます。遠くの被写体をズームして、まるで近くにいるように遠近感を圧縮する効果があります。
焦点距離が長いので、被写体から離れて撮影しないといけません。しかし、だからこそポートレートでは被写体から離れて、カメラを意識させない自然な表情を切り取ったりすることもできるなど、幅広い撮影シーンでつかえる万能レンズです。
#6 マクロレンズで「寄る」

マクロレンズは最短焦点距離が短く、被写体にグッと寄っているように撮影することができます。(焦点距離28~135mm)
その特性から花や虫といった小さな生き物に、マニュアルフォーカスでしっかりピントを合わせて撮影することが多いのですが、レンズの特徴は被写体に「寄れる」ことです。
人の身体の一部に寄ったりとポートレートでも使うことはできます。
#7 魚眼レンズで独特な世界観を表現する

魚の目のように写真を撮ることができる魚眼レンズ。(焦点距離17mm以下)
魚眼レンズには2種類あります。
撮った写真が円形になる「円周魚眼」と写真の両端がゆがむ「対角魚眼」。
それぞれ撮影した写真は独特な仕上がりになります。そのため、どのような写真を撮るのかはカメラマンの感性次第です。その癖の強さから上級者向けのレンズといえるでしょう。
#8 まとめ
カメラのレンズについてそれぞれの特徴を簡潔にまとめてみました。
それぞれ「こういうシーンでよくつかわれる」「こういった表現が得意」といった一般的な傾向はありますが、写真はアート作品であり、利用シーンは厳密に決められている訳はなく自由なものです。
標準レンズで被写体を部分的に切り取るよし、望遠レンズでポートレートを撮影することも正解のひとつです。
特性を理解した上で、「こういったアプローチもできるのではないか?」「こんな風に撮ったら面白いのではないか?」と考えながら、自分にしか撮れない写真を目指してみるのも写真、そしてレンズについて探求していくことの醍醐味といえるでしょう。